一般的に決算書っていうと経営者の方は損益計算書をイメージされます。
損益計算書(P/L)と貸借対照表(バランスシートB/S)ってどっちが重要なんでしょうか?
重要度は2対8という4倍差
実は、重要なのは実は貸借対照表(バランスシートB/S)
こっちの方が大事なんですね。
だいたいどれくらい重要かと言いますと、割合で「2対8」で
4倍、貸借対照表(バランスシートB/S)のほうが重要なんですね。
いくら稼ぐというよりもいくら残すか!
なんでかって言いますと、
損益計算書で目標としている利益が、今年はこんだけ利益を出すぞ! という会社は非常に多いのですが
今年いくら残すぞっていう会社は非常に少ないんですね。
今年いくら貯金するぞ!
と考えている経営者は少ない。
個人で言いますと、今年給料上げるぞというより
今年いくら貯金するぞとなりますよね?
会社にいくらためるぞって目標設定がないのが非常におかしい・・・・
いくら稼いでいるかっていうよりも、いくら残っているのか?
っていうことが重要なんです。
もちろんたくさん稼げばたくさん貯金できるだろ?
となりますが、それは確率論なだけで、
年収1,000万円で貯金ゼロって方もいます
年収300万円で貯金が1,000万円の方もいます。
会社というのはしっかりと継続・永続していくことが目標だという観点から言いますと
いくらお金を稼いでいるというよりも、いくら残しているかという観点が非常に重要になります。
決算書の主人公が違います。
損益計算書っていうのは現場が作ります。
貸借対照表(バランスシートB/S)は経営者が作ります。
現場で稼いだお金をどう運用するのか?
バランスをとって資産としておいておくのか?
預金から設備投資をするのか?
貸借対照表(バランスシートB/S)の内訳には経営者の性格が出ます。
経営者の方には、貸借対照表(バランスシートB/S)のほうがすごく重要だということをぜひ覚えていただきたいですね。